わたしは途中退場したけど延長11回で分けたんだねー!いやいや面白かった!キレイにゼロの大行進だったですね。
小笠原の肉体美を堪能し、平野の守備にほれぼれし(バッティングフォームが好みじゃないが内野手として欲しい…おっとまた強奪病が)、澤村がピンチになって内野手がマウンドに固まる場面では友達と「(澤村)いいなぁ…わたしもあんな風に小笠原に背中ぽんぽんされたい!!」
「わたしも囲まれたーい(ハート)何、話してるんだろうね(ハート)」
(阿部慎之助、小笠原、坂本その他がいっぺんに自分の方へ走り寄ってきて、囲んで励ましてくれるんだよ、グランドのど真ん中で35000人が見守るなかで!何その選ばれし者だけが味わえるシチュエーション。お花畑だわぁ)
とかそんなことばっか言って遊んでるんだけど、きょう、ちょっとわかったことがあって開眼したのが(前提として、わたしは野球やったこともなければルールもまともに知らなくて球種も配球も読めないのです)
きょうタイガースのピッチャーのストレートが強くってなかなかみんな打てなかったの。で、何打席目かの由伸がかなりしつこくファールで粘ってて、そのときに、
(あ、なんかだんだん当たってきた)
っていうのがはっきりわかって、
「当たってきたね」「次行っちゃうかもね」とか話してて、いつもは、これは打つなとかダメだなとかの予想は完全に勘だったんだけど(でもわたしのカンけっこう当たる)、カンじゃなく、あ、由伸は次の打席でメッセンジャーを打てるな。合ってきてるっていうのがカンじゃなくもう完全にわかったんですよ。由伸は粘りながらいま、メッセンジャーを学習してるんだな っていうのが。そしてそれがあと一歩で攻略しそうなのが。
でね、その次の由伸の打席、敬遠だったの。下位打線だよ。
で、あーそうか!!この「次、打つな」っていうのは、わたしにもわかるくらいだからみんなにわかるんだ!選手も監督もみんな、これから起こることある程度、正確に予想することができるんだ!(だからこその敬遠策)とおもったらもうおもしろくておもしろくて…。
あのとき、同時に和田監督もそれ以外の人もみんな同じこと思ったんだ、と思って。
だいたい中盤になると、「こりゃ、先に点取ったほうが勝ちだな」みたいな大多数の総意っていうか総予想みたいのあるじゃないですか。で、だいたいそこから大きく外れないでしょ。
あれって何に基づくものなのかなぁ。やっぱ、長年みてると自然にそれぞれ自分の中に統計ができててそれに基づいてるのかな。それとはまた違うかんじなんです。
で、打たれるだろうってわかるから、投球も100越えたくらいでピッチャーを変えるっていう。そしたら、いい状態の打てなかったピッチャーに何打席かかけてせっかく攻略できそうだったのが水の泡でしょ。
だから、ピッチャーは(崩れなくても)中継ぎにリレーしていくんだ!
なるほど、わかった。理解した。100球越えたら疲れて崩れるから中継ぎと押さえがいるんだと思ってた。
大学で研究してて、教員に言われる言葉ってその時点ではまったくわかんなくて、あとから、あーあれはこういうことを言ってたんだ、今わかった!っていうのを何度も何度も繰り返しいる。それで成長していく(している…と思いたい)のだが、それと似てて、野球はただ人の肉体美とスーパープレーを堪能するだけでも楽しいけど、カンじゃなく状態を見極めることができて先がわかるともっと楽しいんだろうなぁ…と思いました。
辰っちゃんも選手も解説の人も、わたしには見えなかった何かが見えてるんだな。だから監督がいて采配があってサインがあるんだなぁ
というのがきょうの学習のまとめでした。
前に、野球に関するわたしのカンの良さはほんとに才能の無駄遣いだ、ほかに何の才能もないのに…。もっと生活に役に立つ才能が欲しかったと嘆いていたら、じゃあ、野球部の顧問になれば?といわれ、(その発想はなかったわ…) (しかしそもそもわたしコドモの野球に興味ないわぁ…) と思ったものですが、こうやって勝負見る目をやしなっていったら、いつかわたしも監督になれるかな!なりたいな…
横浜の監督になりたい…
あそこんち、誰がやっても同じに見えるし…
一日署長的感覚で。
それから、贔屓目ですが、小笠原の最終打席、結果だけみたらしょっぱいもんでしたが(内野フライ)、ほんとに惹きつけられる打席だった。追い込まれてからのボール、ファールで粘る、お家芸の大回転、タイムの取り方。一球一球にスタンドから悲鳴と歓声があがった。
小物が初球打ちでヒットを打つより、よっぽど見ごたえがあった。あれも、プロのお仕事だと思った。
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