Apr 20, 2013

Treasure Digging

このネット社会でも、海外に調査にでたときに持ち帰る資料はすごい量だ(まぁ、嬉々としてもってくるのだが)
そして紙つーもんは本当ーに重い。
わたしの先生は、空港で職員に
"君はエアーズロックを持ってきたのか?"
と言われたことがあるというが(笑)さもありなんだ。
わたしは調査にいったとき郵便局である程度郵送したけど、それでも郵送費もバカにならないし、エアーズロックが入ってるような重さスーツケースを持ち歩いた。
でもその甲斐あって、今、「今、あれがいる」と思うものが90%家にあるのでいちいち感動している。
計画的に修論を書く院生さんには信じられないだろうが、わたしはCultural Diversityに興味があったが、それを移民に焦点をあててみるつもりは当初それほどなく(だって移民研究ってそれで大きい分野だし)その状態で学会とか調査に出てた。
しかし、自分の足が向かうところ、自分の手が伸びる本とかを分析して絞っていくと↑の先に移民があったって感じなんだが、その状態だったにも関わらず、この資料ほしい!と思うと家にある。地味にうれしい・・・ どんな図書館より家が便利・・・(自分の好みで資料集めてるんだから、家に自分好みの図書館ができて当たり前なんだけど)

このように、絞られていない状態で学会とかにも行きまくってた時期があったため、自分の研究にはそれほど必要ないお宝もたくさんうもれてて、きょう、資料の地層をディグしてたら、レジェンド佐藤学先生の講演のメモと、マイケルアップル先生の講演のメモがでてきた。
で、一時期の「ききたい、知りたい、会いたい」欲がうそのようにおさまり、現在は、一人、明け方に電気をこうこうとつけて、(部屋の明かりとは対照的に)くら~く考え事したり、メモかいたり、パソコンに向かったりしている。

わたしが、自分の先生が怖い怖いってずっとかいていますが(繰り返すようですが先生ご本人は、温厚で言葉の少ない、テンションが低め安定の、頭のキレる人です・・・ 最近思うに、頭のいい人って無駄なことあんまり言わない。落合さんみたく)、この間、指導受けているときに 「今、この会話、人が聞いてもさっぱりわからないだろうな」という会話のやりとりがあって、そりゃそうなんだけど、あらためて、「この分野やりたいなら、日本にこの先生ひとりしかいないんだよな・・・」 「そんな人に教えてもらっているなんてありがたいなぁ・・・」とふと考えた。

うちの地層。
紙だけじゃなく(私が非英語母語話者だから)許可とって録音させてもらった大量の音声資料もある。
これ、すべて片付いたらきちんと整理して、自分で咀嚼して、教材化するんだ・・・
(←死亡フラグ?)




No comments:

Post a Comment