Aug 12, 2010

I LOVE TOWER RECORD!!

もうすっかりCD屋にもいかないしそもそもCDを買わない今日この頃だが、便宜上タワーで友人と待ち合わせしたところ、「何周忌、とかそういう感じなの?」「何が?」「あれ」

こんなことに!知らなかった。
タワーってこれだから好きよ



何周忌でもない、重要だからこうなる。

思えば、おそらくこのバンドのライブが一番油が乗ってすばらしかったときも、一番ひどいとき(佐藤君の急逝)も、10年たって立ち直ってきたころに新たにまたファンを襲ったHONZIの死も、あらゆるステージを経てきた。
佐藤君が亡くなってしばらくは、こんなすばらしいバンドがこのまま埋もれてしまうのではないか、といらぬ心配をし、死後のリリースがトンチンカンだといって腹を立て、間違ったところに焦点をあてたリバイバルに見ちゃいられないと目をそむけ(別にいろんなとらえ方があっていいと思うけどさ・・・でもフィッシュマンズは間違ってもほのぼの系じゃないよぉ)・・・
そして今はとても心穏やか・・・
なぜかというと、すべてのすばらしい芸術がそうであるように、フィッシュマンズが「死後(活動停止)後も、一人歩きしていく」ってことが確信できたから。

大学(学部)で、芸術(文学)を勉強して、すばらしい芸術作品が100年も残っているのを、100年残ったのだからこの先100年も残るだろう、というケースを目の当たりにした。(シェイクスピアとか・・・)
芸術の一人歩きのプロセス(その時代時代で解釈が違ったり、でも優れた芸術には普遍性があり、伝承されていくこと)が少しわかった。
フィッシュマンズもそうなればいいと思う。ならないかと思ったこともあったけど、もう安心だ。
私が、アケミがとっくに死んだあと、じゃがたらのライブアルバムを聴いてゾワッと来た様に、そしてじゃがたらのライブにいけなかったこと、ちょっと時代がずれて生まれたことを心から悔やんだ様に、そういう若い子がきっといっぱいいるんだ。

つい最近、よし牛とゆでたまご先生の確執がニュースになったじゃないですか。
あれで、「最近では、もう、キン肉マン世代の社員がおらず、よし牛側はゆでたまご先生のありがたみがわかっていないようだ」というようなことが書いてあって唖然とした。

タワーレコードも、社員の世代交代が進んで、フィッシュマンズのすばらしさを知る人が少なくなって、あまりフィーチャーされなくなる日がきたりするのかしら?
いや、でも音楽ズキっていうのはルーツをたどるのが好きな民族だからそれはないか。「伝説」とか好きだもんね。扱うものがアートか、フードかで違うよね・

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