Jul 31, 2012

Cat Interruption

じゃまをするのもねこのしごと


南口の、昔TSUTAYAとかダイエーがあったとこから、西口のLAWSONの横にでる、小田急線の上に架かる歩道橋からの道、あそこ、The 下北沢!って感じで、そんなに通らないから日常の風景じゃなくて、通ると必ずオカキョンを思い出す。たぶん、あそこで写ってるオカキョンの写真があったからだと思うけど、どこにのってたのかわからない。
りりこの、アッハハハァーの大笑い!んなことさせるかバーロー!のあのコマ、映画になったのかなぁ。あんな迫力のあるコマってないよ、わたしあのコマと、リバーズエッジの最後、吉川こずえが明け方、頬杖ついてタバコすってるコマが最高に好きだ。オカキョンの描く明け方と夕方、屋上と川原。吹き出しに入ってない手書きの文字。

藤田監督が亡くなったのって2006年か、もうそんな経つか。
監督時代は知らないのだが、わたしのヒーローたちが強く藤田監督をリファーしているかんじで、わたし長嶋監督がちょっと苦手なのも手伝って、なんとなく藤田監督を神格化してるところがなきにしもあらずだった。
なんとなくネットでぶつかった、糸井重里と藤田監督の対談、おもしろくて一気読み。
キヨシが晩年(選手としての晩年)に試合出してもらえなくて、ベンチにいることが多くなり、最初は面白くなくてふてくされ気味だったけど、ずっとベンチで藤田監督を見てるうちに、「野球はベンチでやるものなんだ」って気づいたって話がすごくいい。その一年がどれだけ価値があったか、今あらためて感じてることだろうねぇ。わたしずっとキヨシが監督やりたがるのに違和感あったけど(監督になる人に見えなかったから)、そういうことかと腑に落ちた。あと、藤田監督と辰っちゃん、藤田監督と桑田って、具体的になにがあったか知らなくてもその絆は見ている者として肌で感じるものがあったが、本人が語る実際あった話を聞いてぼんやり感じてたことに裏付けが取れた。
あと、若いピッチャーは完投前提っていうの、あらためて、いいねぇ。当たり前なんだけどさ。目先の一試合落としてでも勉強させる、それがのちの2勝4勝につながる、倍になって帰ってくるって。わかってるけどなかなかできないもんなんだろうね。
「おまえの出したランナーだ、おまえがなんとかしろ」
ってわたしも言ってみたい、超カッコいい。

監督って、いいなぁ…
「野球はベンチでやるもの」
ねえ。
なるほどね。
わたしも年とって、現役時代を知る人が首脳陣になってきたから、そっちから野球を見るのも楽しいかも、人間心理や育成の観点から(いや、そのまえにおまえはルールをちゃんと覚えろって話だけど)。
藤田監督の言うように、辰っちゃんは、長く監督をやらなきゃいけない人。で、辰っちゃんは現役時代からの宿命で、甘く見てもらえない、できて当たり前で何やっても批判される運命。
だけど、藤田監督の背中みて育ってきた人だ、きっともっといい監督に成長するだろう。
今年は、来期が心配だから絶対に結果が欲しいと開幕から言い続けているが、続投が決まれば優勝しなくてもいいから、いろんな修羅場経験して、名将になって欲しい。メジャーみたいに、いかにもアメリカ的に、ビジネスなんだと容赦なく切っていくやり方も否定しないが、やっぱり日本人なのか、割り切りすぎな合理主義は肌に合わないと思うところもある。(まあメジャーでも生え抜きには情かけるようだけど)
わたし辰っちゃんとか、たまたま好きな選手がジャイアンツ色の濃い人だっただけで、他のチームにも好きな選手も監督もいるし(昨日の広島戦でピッチャー変えるとき投手コーチの山内がでてきてときめいた)自分を巨人ファンと思ったことないけど、やっぱりこう、脈々と流れる巨人軍の血みたいなのって、ちょっと、ロマンかも。やーね、血統主義なんて、趣味じゃないのに。

さて、澤村ちゃんみてきまーす。
今日も完投してくださーい。

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