コスモポリタン
イン
渋谷シティ
街で若者の会話
"あのさ、あたしそういうの(そういうものの考え方、言葉)にちょっと不快になっちゃうからやめてもらっていい?あたしの前だけじゃなくて他の人の前でもそういうこというの、やめたほうがいいよ。"
"いや、(国名)のこと言ってるんじゃないよ。移民の増えた国って、もにょもにょ(口ごもる)"
"(国名)だって移民多いよ。あたし(国名)に何才までいて、そういう人たちにすごくお世話になってきたんだよ。今も(国名)とか(国名)からの留学生の友達たくさんいるし、その人たちを尊敬してるし"
よく言った!
そして言われたほうは、若いうちにそういうこと言ってくれる友達がいてよかったね!
移民に反対するのはよくわかるけど、憎悪を移民に向けるのは間違ってると思うのよ。
憎んで、なんとかすべきは、移民(人じゃなく現象としての)が引き起こす社会問題なのだ。社会の問題を個人の問題と一緒にすべきではない。
そうだ、この子の言葉きいて思い出したけど、わたしもクラスで唯一のイエローで、学校で唯一の黒人に優しくされていた。
わたしはおめでたい人間で、人種差別されてたかもしれないが気づかなかったので(白人も表面上優しかったから…)、単に優しい人なんだと思っていた。あと常に人生をはかなんでいる感じのユダヤ人と不良のインディアンも、わりとわたしにフレンドリーだった。
背景、ルーツが、その場のマジョリティとは異なる場合、不利なことが多い。もともとのポテンシャルに関わらず、母語でない言葉でテスト受けたら、成績は傾向として低くなるのは当たり前じゃないですか。実技はともかく。そんなことが一事が万事なわけだよ。彼らはそんなプチストレスを日々ためてて、だから、一見してマイノリティの、イエローであるわたしに、向けるむなざしがあったかくなるんだろうね。実際はわたしは日本を好きで誇りに思ってたので、時々優越感すら感じてたんですけど…
ともかく、でもわたしも、若いうちにマイノリティになる体験があってよかったなぁ…
多分わたしはあんまり頭もよくないので、本とか学校の勉強だけじゃ、理解できなかっただろうから。
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