◇大きく揺れたとき、私は学校の、食堂が入っているビルの3F(最上階)の院生用パソコン室にいました。
パソコン室には私と院生がもう一人だけでしたが、廊下を隔ててすぐ向こう側には大学院事務室があり、職員がいるのがわかっていたので心強かったです。
しばらくは、窓からテニスコートを見ていて、かなり揺れはじめても、学生はテニスをしていて、(外にいて動いているとわからないのかな)と思って見ていました。
揺れがさらに大きくなり、またおさまらないので、同じ部屋にいた院生が「えっ。これシャレになんない。シャレになんないよ」と立ち上がり、「長いよねぇ~」なんていいながら、私は森ビルで働いていたときの森ビル防災訓練を思い出し、口を閉じて机の下にもぐり、机の脚を両手でにぎりました。
ゆれがおさまると、地震酔いして吐き気がしてきて、トイレに行こうと思ったけど、すぐには吐かずにすみそう(水分代謝が悪く、よく吐くほうなので、自分の吐き気レベルがわかっている)、と、自転車で家に帰ることにしました。テニスコートの学生たちは輪になっていて、ほかにも学生たちがあちこちで輪になっていました。
家に帰る途中、寮をチラ見したら学生たちが外に避難していて、帰り道も、介護施設とかのお年寄りがたくさん外に出ていました。
部屋に帰ると、食器棚から落ちた茶碗が床で一個割れていて、本だなからドッチファイルがなだれおちていました。
愛猫は、しばらく返事がなく、呼び続けていると、いつもは絶対いないような、寒い、カーテンの向こう側から「み」とか細い声。臆病なアスランちゃん、怖かったのでしょう、腰を抜かして(しっぽとお尻を低く下げた状態)よちよち出てきました。
やばいなぁ、本にぶつかってケガしたりしたかな、と思いましたが、ベッドに腰掛けて呼びかけると、飛び乗ってきたのでケガはないことがわかり、なでているとすぐゴロゴロ言いだして、しっぽはピンと伸び、機嫌はすぐ直りました。(単純な愛猫)
携帯はずっとつながらなかったけど、夕方には実家とも連絡がつき、友人とメールで励ましあい。フェイスブックで世界中からお見舞いが届き、日本語があまりできない在日外国人たちが情報を共有しあい、元在日外国人が励ましを送り、・・・とフェイスブックやmixiが大活躍でした。
◇私は、家にお米と塩、味噌がたくさんあったので、食料の心配はなかったし、食べざかりの子どもがいる主婦とかがきっと買いだめに走るだろうと予想し、人であふれるスーパーには入らず、ひとまず土曜日はキャットフードと牛乳を買って帰り、火曜日の今日、そろそろ野菜が食べたい・・・と思ってスーパーにいったら、ティッシュやお米、納豆、卵以外は普通に買い物でき、野菜とお肉、猫が食べる魚なんかを買えてひと安心(もちろん、普通にいつも買うくらいの分)。うちにはコンパニオンアニマルがいるし、大家さんが一緒に住んでるし、学校が近い安心感もあるのでさみしくないのですが、そろそろ人と話したくなり、近所の友人の彼氏宅(9キロの巨大猫がいる・・・)へ、キープイーチアザーカンパニーしに行って、よい気分転換に。
◇懐中電灯なんかないし、今更買えるわけもないだろうとあきらめていたら、なんと、電池式の自転車のライトを持っていたことに気付いた。近所のホムセンで電池も買えた。(買いだめ禁止の張り紙がしてあった、そのおかげだろうか?ありがたい)
◇情報をUpdateすることは大事だけど、悲惨な映像をむやみに見ているとPTSDの原因になるらしい。うちはテレビないのでずっとTBSラジオですが、ほんと、いい番組たくさんありました。荻上チキには前から好感を持ってはいましたが(あれでまだ20代だなんて、神童)、自分がなんとなくモヤモヤしていたことを、スッキリした立て板に水口調でさらさらと電波に乗せてくれるのに感動。(今、お上や企業を批判しても仕方ない、要求や提案をしていこう、批判はあとでたっぷりしましょう。とか、買いだめ・買占めのこととか、いろいろ)それからディグの大野さんが勇気をもって「こんなときこそ音楽だ」とかいってビートルズを流したり(勇気がいったとおもいます)、土曜日は、その時間の生番組担当のライムスターうたまるさんがそのまま特別番組のパーソナリティやったり(勇気がいったとおもいます・・・)私このうたまるさんの番組好きで毎週楽しみなので、うたまるさんの声がきけて嬉しかった。ラジオ局のライブラリが使えないので、出演者の手持ちのCDで音楽をかけたりして。
あと昨日のよる、本来なら伊集院の「深夜のバカ力」の時間、これも当然、報道番組になって仕方ないところですが、やっぱりこんなときだから余計伊集院のバカ話が聞きたいわけですよ。でもそれは難しいのも十分わかってる・・・と思っていたら(たぶんリスナーの総意)、開始時刻に、伊集院の声が。「えっやるの!?」と自分でもびっくりするくらい嬉しかったのですが、数分の「番組休止のお知らせ」(律儀!)。真面目にシッカリとしたお見舞いのコメントを述べ、最後に「こういうときこそ、いつものようなくだらないことを考えようぜ。で落ち着いたら、おまいらが考えたくだらないことを俺に教えてくれ」。
兄貴!!一生ついていきます!!と思いました。(投稿とかはタイプ的にできませんが・・・)
思わず「おまいら」の様子を見に、実況板をのぞいたらみんな同じ反応でした。(「ほんとにラジオを愛してるのが伝わってくるよ!」「たぶん自分からTBSに(中止のコメントを流すことを)頼んだんだろうな」「こんなときこそ○○(忘れたがたぶん伊集院のネット上の愛称)のバカ話がききたかった・・・」等)
◇なんか、ニュースだけでなくて、子ども向けの番組や、落語・漫才などを流すチャンネルがひとつあっていいと思う。被災した子どもの心の傷も心配。
◇節水のためにも無駄にシャワーせず、頭がかゆくなったら初めてささっとお風呂。毎日蒸しタオルで目をあたためてリラックス。ヨガで習った足裏マッサージも毎日。知らない間に、緊張感で肩がこってる。
と、こんな感じの最近です。
---
被災者への外国人からの応援メッセージ(東北地方太平洋沖地震の被災者へのメッセージ より)
2011/03/12 13:24:16 世界唯一の核被爆国。
大戦にも負けた。毎年台風がくる。
地震だってくる。津波もくる……
小さい島国だけど、それでも立ち上が
ってきたのが日本なんじゃないの。
頑張れ超頑張れ。 韓国 匿名希望
.
2011/03/12 15:08:42 第2の故郷日本。ここまで成長させてくれた日本人の方へ何か出来ないかと思いメッセージを書かせて頂きました。日本人の真面目さ勤勉さを持って早い復興をお祈りしています。私自身も恩返しで出来る限りのことをさせていただきます。 中国 匿名希望
.
2011/03/12 18:33:31 こんな災害を乗り越えてきた日本人だからこそ、ここまで成長できたんだと思う。今回もきっと日本人なら乗り越えられる。そう信じてる。 中国 陳
.
2011/03/12 21:30:16 日本頑張れ! 中国 amy
.
2011/03/13 0:34:32 08年の四川大地震に日本の方々から多大な支援をいただきました。感動と感謝の気持ちでいっぱいでした。 中国では「好人总有好报」(優しい人は必ずその優しさで報われる)。 今回も必ず乗り越えられると信じます。私たちずっと支えていきます! 中国 宇飛
.
2011/03/13 10:34:31 本当に自然災害の前に人間が弱いもの。不況と自然災害。いつかアジア諸国もEUみたいに仲良く共に歩んでいくことが出来ればいいですね。 中国 匿名
.
2011/03/13 11:35:08 私たちが日本と一緒に頑張りましょう!無事な日が速くくるのをお祈ってます! 中国 匿名
.
2011/03/13 11:41:26 それ以上死亡者を増えないよう。。。
祈ります>< 中国 匿名
.
2011/03/13 20:37:41 中国の出身なんですが、日本に来て、いい日本人ばかり出会えて、反日だった私が今、日本、そして日本人に対して、いい印象しか持ってません。 中国 金学
.
2011/03/13 23:55:26 日本加油!日本頑張ります!! 中国
No comments:
Post a Comment