ニューヨーカーがマンハッタンを愛してやまないように、いや、単に典型的な田舎者というか、私は昔から下北沢が大好きですが、最近(?)ネットでちょっとした話題になっている、下北沢が異空間の入り口になっている説がおもしろいので記録しておく。
ことの発端は(多分)、YouTubeの、ちゅうえいさんというお笑い芸人が下北沢でタイムスリップした話。タイムスリップ自体には、さすがに皆我も我もとはならないけど、この話のキーワードは”靄のかかる日”で、ここに、たくさんの人がわかるわかると盛り上がりはじめたのだ。まあそのコメントがみんなおもしろい。嘘を言っているようには思えない。
下北沢には、1ヶ月に一度くらい、靄のかかる日があって、その日には街に妙に人が少ない
という説。
下北沢は、私のfavorite 神社、北澤八幡宮もありますし、私には全然怖かったりいわくありげな土地には思えないのだけど、下北沢に異世界の入り口があるとしたら何処だと思う?と言われたら、即答できる。むかーしあった、井の頭線の上を渡る細い歩道橋!あそこ不思議だった。昔の写真がネットにないかなとかるく検索したけど見当たらない。その歩道橋の上で撮った岡崎京子先生(現在も絶大な人気の、不滅の漫画家、90年代に交通事故…飲酒運転の轢き逃げ…にあわれて現在もリハビリ中)の写真がどこかにあって(先生の実家が下北沢)、モノクロの良い写真だった、いやでもうろ覚え… 全然違かったりして…
変な歩道橋があったのは本当。そこを通る時、すごく世の中に1人になる感じがした。なのでみんなが言う”街から人が消える” “1箇所角を曲がると、とたんに人っこ1人いなくなる” みたいなこというのがすごくわかる。靄がかかってるかどうかはわからないけど、言われてみればそんな気もする…いや、しない…
だけど、考えてみると、路地に入ると人っこ1人いなくなることは下北沢でたしかによくあるけど、それはあの辺(賑わっている通りから1本入った住宅街)に小学生や未就学の小さな子が極端に少ないからなんじゃないだろうか。あまり家にいない働いている?層が多いから、住戸の総数の割に人が道に出ていないというか。子どもたちがいなければ、その親たちも存在しないし。下北沢でほんとに子ども見ない。代官山にだって道を歩けば少しはいるのに、子ども。いや、それでも代官山は子どもより犬の方が多いけど。すごくお金持ちそうな身なりのよい犬たち…
下北沢に話を戻すと、あと、今でもそうなんだけど、井の頭線のホームの端から渋谷方面をのぞくと、次の駅、池の上のホームがカーブの向こうに見えるんだけど、その光景も夕方から夜に見るとなんか不思議。
不思議タウン。