ホストしてくれたご夫妻の奥様が私立の女子高の理科の先生だったので、
"こっちで、ホームスクーリングの本をたくさんみたけたけどどういう位置づけか?"
"ホームスクーリングの子どもはソーシャルスキルの成長面で問題があるとは思わないか?"
と感じた疑問を聞いてみた
日本の不就学児童について、わたしも知らないわけではないけど、それでも日本は義務教育があって、みんな小学校と中学校は通う(そして日本政府はすべての子どもの通える場所に小中学校を必ず建ててる)。
ホームスクーリングはない(とは言えないけどかなり珍しい状況だと思う)
たとえば身近にホームスクーリングの人がいる?どういう印象か?
と聞いて見たところ
ホームスクーリングする人たちの分類
1.通える場所の学校が荒れている。
2.通える場所の学校の教育課程が家庭の宗教と合わない
3.通える場所の学校の教員が能力不足
なので、子どもを通わせたくない。
1-3は、教育に意識が高い家庭のケースだね
4.芸能関係とかで各地を点々とするので、同じところに通うことができない
5.親がだらしない生活で子どもを学校にやってない(さすが、子どもの権利条約に批准してない国アメリカ!!)(先進国で子どもの権利条約に批准してないのはアメリカくらいだよね)
だそう。
そして、実際の体験として知っていることは、
A. なんとかさんちの誰々は、農家をつぐから学校に行かずにホームスクーリングして、農家になって結婚。
B.昔教えたことのある子どもはずっとホームスクーリングだったが、13歳で普通の中学校に入ってきたとき、まだ指で計算していた。掛け算なんてもちろん知らない。
ホームスクーリングするのにふさわしくない親であった。
そして疑問2
子どもは、学校で勉強だけじゃなくソーシャルスキルも学ぶと思うがその点でホームスクーリングの子どもにはその機会が公平にあたえられてないと思うが?
というわたしの疑問に対しては
それは、"同じ世代の子ども"と付き合う能力においてだけの話である。
学校に行く子どもはグループを作る。グループには"女王蜂"がいて、グループ同士対立したり、いじめが起きたりする。
学校に通っている子どもはグループの中にいて、同じ年ごろの子どもとばかり付き合い、なかなか精神的に成長しない。
ホームスクーリングの子どものほうが精神的に大人(mature)であることが多い。
とのこと。
へー!!
アメリカは国民健康保険がなかったり、子どもの権利条約に批准してなかったり、わたしやはるちゃんには理解できない
(わたしはアメリカの食べ物と国民性は好きだけどこういうところが嫌い)
子どもの権利条約に批准しない理由、はるちゃんから聞いたんだけど、
"大人の権利も大事にすべき"
"(子どもの権利条約に批准することで)大人の権利がおかされるのはおかしい"
からなんだって
笑止!
(あとはるちゃんは共和党と民主党について熱く語ってたけど、わたし政治はさっぱりなんでよくわからなかった…)
わたしは子どもは平等に教育を受けた方がいいと思う。親の事情に左右されずに。
日本の憲法の"親は子どもに教育を受けさせる義務がある"みたいの、あるじゃん。日本国憲法、いいよ、いい。やっぱり。あれ、必要。
農家になるから教育はいらない、靴屋の息子は靴屋になるって、じゃあ、事故で両手がなくなったら仕事できないじゃない。
なにかフィジカルに失った時に、結局人を救うのは考える力じゃないのかな。
高等教育、"学問"とかはまた別の話かもしれないけど。
あさはかな考えだけど、日本がここまで治安がいいのって、大災害のときにも人々が秩序を保っているのって、義務教育がしっかりしてることがその要因のひとつなんじゃないかね。
いや、ほんと、あさはかな考えですけどね。
つまり、平和!平和大好き!
平和ってほんと最高!
もっと平和を守りたい!
おとうさんが撮った猫ちゃん
はやく猫に会いたい…
猫があんよを全部隠して、ただの丸、物体になってる時が好きすぎる。
帰国したら消費税があがっててバス代も値上がりしてたけど、災害があったんだし、仕方ないと思う。
わたしがフィジカル的に動けなくなったとき、おそらく、守ってくれる国なんだろうし、動けるうちは働いて税金払おうと思うわ…。