アラフィフくらいの女性で仕事大好き過労気味な人で、わたしなんて週に数回、数時間のバイト(他に仕事してたから)なのにもかかわらず、かなり深くほうれんそうする人で、わたしのプライベートなこととか考えとかをいやおうなくシェアさせられてた人で、まだ信じられない。
休暇を取るということひとつについても、理由をものすごく細かく話さなくてはいけなくて、最初驚いたけど、逆に、理由や気持ちを事細かに話すと、ほとんど何でも通してくれる、エモーションandシンパシー系の管理者だった。
わたしは猫の話とバッグの話さえしてれば機嫌がいいからか、よくうちの猫の様子や、バッグどこで買ったかみたいな話をした。
おいしいものに詳しくて、差し入れがいつも秀逸だった。オーボンビュータンはもちろん、リリエンベルグのお菓子を持って行ったときでさえ、一目で特定する差し入れ手土産スタンドの持ち主だった。
土日もなく働いて、真夏に外回りし、スタッフに気を使い、わたしたちがたまに、体調を気遣ったりすると、
もともとあんまり寝なくても大丈夫なほう
みたいに言ってた。
ほとんど休まず働いてたけど、腰かなんかが悪くてそれが悪化して、数日(ほんの数日!)会社を休んで、ご主人が帰宅したら、ベッドで眠るように亡くなっていたそうだ。
去年、彼女のわんちゃんが突然死してるんだけど、天国でわんちゃんに会えてるといいな…
わたし、そのバイト始めた当初、嫌なやつがいて、同じような仕事はいくらでもあるから、研修終わらないうちに早めに辞めようとしてたんだけど、その時わたし(ごとき)を辞めさせないためにすっごい熱意と時間をかけて環境の改善とわたしの慰留(っていうか…)を頑張って、それでわたしは結構その職場にしては長くいた方であった。さらに、女だらけの小さい職場のわりにすごくいい人間関係に恵まれた。
あー、あのとき、ありがとうございました。
はー…
No comments:
Post a Comment