Oct 12, 2016

we were thirteen


 
ふと気づくと彼女(仮にTKとする)とわたしはdecades ago、13歳で、片田舎の、TKんちのプレハブ小屋(姉が自立した後にそこが彼女の部屋となった)で、TKはわたしの髪を結い、ムースやジェルでかため、前髪を切り、わたしはTKの家にそびえ立つ、キレーに手付かずの進研ゼミを使って北九州ベルト地帯だのシラス台地だのを彼女に教えていたんである。
月日は流れて渋谷の片隅に、たくさんの顧客を得て、かつヘアメイクとしてフリーで安定し、渡米を控えたTKと、(まったく安定はしてないが)学校で教えている(、ときもある)わたしがいた。

あの時、こっちが引くくらいすっごく気前よく進研ゼミの大量の未使用バックナンバーをどんどんくれようとして(親が勝手に取ってたんだろう…)それじゃ悪いからと一緒に勉強しようってことになったような気がするんだけど、それで、結果、定期考査の地理でTKは(本人にとって)前代未聞の高スコアを叩き出し、それがよっぽど印象に残ったのか、その後何年も話のネタになっていたが、さすがにもう忘れていた。(近々中学の同窓会があるので、中学時代の話になっていて思い出した)
その人がどういうことをして生きていくのか、13歳やそこらでもう片鱗が見えているんだなぁ...



 

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