Jul 6, 2011

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国際開発援助自体にはあまりそそられないが、この本おもしろかったー。薄いし。女性器切除どう思いますか?伝統文化は守るべき(だから反対しない)?それとも人権侵害?


私はー、身体を傷付けるのはよくないと思うー。この場合、「本人の意思に任せる」じゃダメだ。なぜなら、その文化に子どものころからどっぷりだと、偏った思い込みがあるかもだし、まわりからの無言の圧力でやると言わざるを得なかったりもするだろうし…
私はこういう身体を傷付けるのはやめたほうがいいと思うけど、もしなにか力をつかってやめるよう働きかけるときは、そのことにかかわった人全員が、これは文化と人道をはかりにかけた苦渋の選択で、かんぺきに喜ばしいことではないと深く理解していることが必要だと思う。やることはやるんだから表面上べつに同じであっても。

と、ここまで、わたしの気持ちで、以下、著者の意見。(51ページ)

「単純に言って、かの女が 『 文化への権利』の名のもとに割礼を受けることもできるし、同じようにまた『人権』の名のもとに割礼を拒否できるとしなら、それを一種の理想状態ということもできるかもしれない。(中略)現実でには『伝統文化』の抑圧のもとでの生きづらさ、
さらには当人にとって理不尽な暴力以外のなにものでもない力にさらされる事態があることは確かだ。そのために、個別対処的に『人権』概念を適用することの有用性が生きてくる余地は担保すべきだと私はかんがえる。」

うんうん

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