仕事で、外国人用に注射の補助金の書類を英訳したので、ちょっとノートしておく。
インフルエンザワクチン接種費用補助金請求書
インフルエンザワクチンは flu-shot
flu shot の検索結果 約 18,400,000 件
influenza vaccine の検索結果 約 2,040,000
多い方を採用。
補助金
grant-in-aid
Grant-in-Aid for flu shot Application
flu shot はキャピタライズ? Flu Shot?
ハイフンはいるのか?flu-shot?
「提出先」
Office to Submit
「請求日」
Date of Application
「請求金額」
なかなかピンとくるものがなく、「desired amount grant」 でぐぐってみたところ
1. Desired amount of the Grant . ...
や
Please designate the desired amount for your grant: I would like to offer a Challenge Grant in the amount ...
などの表現があったので
Desired grant amount
としてみる・・・・まあいいか
「身分(該当にチェック)」
身分はstatusという言い方をしているのをここで聞いたことがあるので、statusでいいとして
よくある「該当にチェック」はどう訳すか?
日本語のものを英語にしていてよく思うのが、日本語のほうは、不必要な文章が前にきませんか?
「これは申込書です。(見りゃ、わかる!)」「以下のご案内を案内します(こんな日本語ではないにせよ、一見すればわかることをいちいち前置きする)」
今回も、補助金制度なのだが、補助金制度の案内 というそのものズバリ!のタイトルの見出しが続くにも関わらず、「補助金を出すことにしました。(だから、見りゃ、わかるんだって)うんぬん、かんぬん・・・」と前置きがある。
ここで、私はいらんものは削ってしまいたいが、訳を私に頼んでいる人は、自分の文章ときれいに対応する形での英語を望んでいるので(そうしないとわかりにくい)、「えっここの文章はどこいっちゃったの」ということになる。「いらないんで削りました!」と胸はって言えるほど、自信もないので、望まれるまま、直訳したものを渡すことにしている。
「該当にチェック」も、たとえば □男 □女 とあったら、チェックしろなんていちいち言われなくても、反射的にチェックするんじゃないだろうか。
それをいちいち書くから、英語が長くなる。長くなるから、メールを読み飛ばされるのだ。そして、よく読まない人がルール通りに出してこなくて、仕事が増えるんじゃないだろうか。考えすぎ?
ちなみに、該当にチェックは、check the item which applies とした。これも、Googleで用法を調べて、これにした。
補助金の申請書には、ほかには「確認者」という欄があった。
結局、内輪で回すものなので(だからこそ、私の訳でも問題ないわけだ。重要な文書であれば、国際課に英文添削のネイティブに頼む)、確認者は、直訳でConfirmarでいいや… きっとConfirmarには日本人がなるんだし日本語直訳で… と、きっとほかにいい語があるんだろうけど、Confirmarとした。
そして次の文言。
「確認者は、通常の立て替え払いの確認者に同じ」
これ日本語だとすっと意味がわかりますが、英語にするとなると、難しい(私は)。
Confirmar should be the same person as
まではいいですよね。
このあと、as のあとに、「立て替え払い(Advance Payment?)」をすぐに持ってきたら、「立て替え払いと同じ人」になってしまう気がする。「立て替え払い」は人じゃないから、並列したらおかしい(気がする)。
では、ベースとなる日本語を以下に変えたらどうか。
「確認者は、通常あなたが立て替え払いをするときに頼む確認者と同じ人であるべきである」
しかしwhenを使って長くしたくない。asを使って、あとは句レベル(節じゃなく)でおさえたい。
苦し紛れに
Confirmar should be the same person as in the case of Advance Payment.
としてみた。
意味は通じそう。だが、as in the case・・・という言い方なんてあるのだろうか。
私の親友のGoogleは、前置詞や冠詞は拾わないので、as in the case でぐぐっても、収穫は少ない。
次、申請書に領収書をはるところがあります。
日本語では「領収書貼付欄」とある。直訳するとなんか子どもみたいになる(「レシートを、はるところ。」みたいな)気がして、同じような請求書フォームをグーグルで探してみた。
そしてこんな、参考になりそうなページが。
http://www.southcarolinablues.com/UserFiles/scblues/Documents/Members/rx_claimform.pdf
ほほう、TAPE OR AFFIX RECEIPT ”AFFIX”を使うんですね。
あっほらほらこれを見て!やっぱり、女、男、会員、扶養家族、子ども、学生のところに、チェックいれるところがあるけど、「チェックせよ」なんて書いていませんよね!!
チェックせよと指示しているのは、「ほかの機関から費用の負担がある場合はここにチェックせよ」とかそういうスペシフィックなときだけですよね。(そのすぐ下を参照。)
久しぶりに、英訳楽しかったです。私は和訳より英訳が100倍好きです。
なぜなら、訳すべきオリジナルを100%理解することができるから。
和訳するときって、いつも「もしかして全然違う意味に理解しているかも・・・」という心地の悪さがある。
それから、Grant-in-Aidで検索して、参考にしたページ。なんのグラントなのかさっぱりわからないのですが・・・。
http://docs.google.com/viewer?a=v&q=cache%3A2bEMvCe_nsIJ%3Awww.vtvast.org%2Fdms%2Fvast%2Ftrails%2Fforms%2FEquipGrantApp_VAST0021-0509-%2FEquipGrantApp_VAST0021%280509%29.pdf+Equipment+Grant-in-Aid&hl=ja&gl=jp&sig=AHIEtbSMd9oDKSOpvrBqsOfQvuvwOdHRFw&pli=1
補助の上限、はThe maximum grant amountでいいんですね。
それからちょっと目についたこの文、意味がとれません。
These policies and procedures along with any revision are current as of May 1st, 2009.
areが動詞でそれ以前の全部が、主語ですよね
along with any revision がわかりません。
改訂ひっくるめて、最新のものは2009年5月1日現在のものですよ ということなんでしょうか(そりゃそうか?)
でも自分からは絶対にでてこない言い回しですよね。along with any revision。
あ~日本語も英語も上手になりたーーーーあい
最近夕焼けがきれいですね