Nov 15, 2018

Hillbilly


これ本当に面白い!
昼休みに、秘密の部屋で読み進めるのが今週のいやし。




Amazonマケプレで洋書を頼んでいたのだけど、職場にあったの。
ちなみに今月の世界(岩波書店の意識高い系雑誌。日本語なのにほとんどわからないやつ)も、移民社会特集で、買おうかなと思ってたら昨日から上司の机の上にあるので、すきをみて借りようと思う。来週の秘密の昼休みはそれを相棒にする。

この本の、翻訳ばんの、副題がまた上手いよなあ…
アメリカの繁栄から取り残された白人たち
翻訳者と通訳者を心から尊敬している。海外ドラマをみていても、なるほどこれ以上の訳はないわよ!と思ってばかり。

負の再生産というのか、DQNな環境でそれが当たり前と思って育ったら、そこから抜け出すためにはまずその環境がDQNだって認めなきゃはじまらないが、それのいかに難しいことか。
この人、よくこの文化と人々と、おのれの生い立ちと…淡々とつづってくれたものだ。本の中で言及されているので、関連する論文やドキュメンタリーもでているのがわかり、それもみてみたい。

南北戦争にはじまり、アメリカって建国からずっと、とてもおもしろい国ですよ。いい意味でも悪い意味でも見る価値があるよね…
と、職場の外国人(職場に友達がこの人だけしかいない。非アメリカ人)と話し合った。

わたしの通った高校のある町も(住んでたのは違う町ではるばるスクールバスで通っていた)、わりとヒルビリーで、社会保障をもらってドラッグ漬けみたいなコミュニティが確かにあった。諸々の事情でそんな風になってしまうのも理解できなくはない悲しい歴史があったのだと大人に聞いた。で、そこの子どもたちも学校にいて、DQNだった。(わたしには優しかった。アジア人すら他にいなくて、あきらかに異質だったからマイノリティ同士の親近感を感じたのかも)
今だったらもっといろいろ勉強するのに、わたしは頭の良くない子どもだった。惜しいことだ。

友達は結構できたが、最後に急に仲良くなった、問題行動もない品のある美人の子。メイクが濃くて、影のある感じが明菜ちゃんぽかった。その子はどのグループに属してなくて、それまでグループに入れてもらってなんとなく遊んでもらってたわたしがはじめてタイマン(?)で友達になった子。映画見に行ったり、おうちにお邪魔して家族の団欒に入れてもらったりしたのだけど、トレーラーパークに住んでて、その辺一帯は、ちょっとワケありな感じだった。

わたしが当時お世話になっていたおうちは、子どもたちも巣立ってもうとっくに別の州に引っ越しているのだけど、死ぬまでに一度行ってみたいなぁ。なんかいもひこうき乗り換えるうえ、空港からレンタカーして何時間もかかるのがちょっとブレーキなんだけども…



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