私はこの時を待っていた…
亜古ちゃんの生みの親に会う日を…
亜古ちゃんが生まれたのは、私がアスランちゃんを保護して最初に暮らしたアパートの隣町とは聞いていたが、その町も隣町も100丁目くらいまである巨大な町なので、まさかここまで近いとは…と驚きだった。アスランちゃんのとき、ここ(今のアパート)は、大通りが近すぎて車が危ないから、この家に来なくて良いからね、庭とか玄関とかに来ないでね、とよくよく言い聞かせていたのだが、亜古ちゃんママが地域猫として暮らす公園は、よくまあ都会にこんなところがと思うような、いやでも車は通るけど、うちから5キロ圏内ならばベストに近い場所だろう。(ペットロスのYouTubeで沖縄のユタの方が、ペットは5キロ圏内に生まれ変わると言ってた)
シェルターのお手伝いも2ヶ月経ち、そろそろ、亜古ママの住む公園を聞いても怪しまれないくらいの信用は得ただろう(マナーを守らない餌やりさんをめぐるトラブルとかよくあるみたいなので、ある程度信用されてから聞こうと思っていた)、と、思い切って聞いてみたところ、じゃあ明日、一緒に行きましょう!と言っていただいて、餌やりタイム(昼間気配を消している猫たちが出てくる時間)に連れて行ってもらった。
驚いたことに、亜古ママは聞いていたのとは違って長毛ではなかったが、目鼻立ちがそっくりのサビ猫さんだった。本当に亜古ちゃんを産んでくれてありがとうね〜!
彼女は亜古ちゃんたちを産んだあと、手術した。警戒心が強くて(サビだから賢いんだろう…)、なかなか捕まえることができず、その地域の、最後の1匹だったそうだ。(そしてその地域の猫は全員手術完了) ギリギリで亜古ちゃんに出会えたわけだ。
餌やりの時間は関係者が行き交い、餌やりの人数人、猫関係の苦情がこないように公園のゴミ拾いなどしてkeep cleanにする人などがいて、ごあいさつしては、
この人が〇〇ちゃんの子どもの里親さんで、お母さんを見にきたんですよ〜
〇〇ちゃんならどこどこらへんにいましたよ〜!
(写真を見てもらい)あら大きくなりましたね〜!
なんていう、なんだか遠い親戚のような、ママ友のような、不思議な交流。
いやー会えて嬉しかった。アスランちゃんの時によく、別に心から知りたかったわけでもないけど、
アスランちゃんのおかあさんはどんなおかあさん?♡
アスランちゃんのおかあさんならどんなにかわいかっただろうね♡
とかよく話しかけていたのだ。
いやでもほんとに、10年近くしつこく言い続けたとはいえ(闘病が長かったため、ほぼ10年のあいだいつもお別れを覚悟した状態で、いろいろ次の約束というかお願いをしていた)、私が言ったことほとんど全部きいてくれたとしか思えず、驚くことばかり。
生まれてくる場所もそうだし、
亜古ちゃんをみんなかわいいかわいいと言ってくれるがそのたびに、
“いや、そんなかわいくないですよぉ、私は家族だからかわいいけど”
とか言っていて、本当にそう思っているのだが、それも、アスランちゃんによく、
“アスランちゃんはどうしてそんなにかわいいの?こんなかわいくなくてもいいから、この半分のかわいさでも充分かわいいから、そのかわり元気で長生きしてくれる?”
とか言っていた。バカバカしくも本気の、いつものおしゃべりタイムで。
亜古ちゃんは猫としては結構かわいい方だと思うし、人々もみんな、”(猫としては)かわいいですね〜♡” と言ってくれているんだろう。アスランちゃんはなんか、”これ私以外の人にも見えているのかな…” といつまでたっても不思議になるくらい、架空感、ファンタジー感のある、次元の違うかわいさレベルだった。数値化すると亜古ちゃんはアスランちゃんの半分くらいのかわいさだ。
で、自分で言った通り、私には充分かわいい。
三毛猫で生まれてきたのも、私があまりにも、何色でもいいからと言い続けたので、生まれる時困ってしまって、いろんな色をくっつけてきたんだ、と、暮らし初めて少し経った時、ハッと思い当たった。
健康で長生きして…というのは、みんなが思うことで、健康でいてくれるために飼い主としてもちろん努めるけれど、寿命や病気は、ちょっともうそれは神様の領域だから、運命のことはどうしようもないのかなと思う。早くになくなってしまう子もいるし20歳こえる子もいるし。
はぁ長くなった。
亜古ママさんありがとね〜
いつかまた差し入れにいくよ〜
ぺろりん
今日も良い記事でした🥲(胸がいっぱいになってあんま言葉が出てこない)
ReplyDeleteお付き合いいただき嬉しいです!
ReplyDeleteアスランちゃんが長くお世話になった先生もしみじみと、
“猫って本当に不思議” “ワンちゃんと比べて不思議なことが多すぎる”
と言っていました。
猫ってホントにfushigi…
(まあその時先生に話してたのは、アスランは私が電話してる相手がわかるようなんです みたいなたわいない話だったのですが)