同業者の友達とよく言うのが"去れば都"
その心は、就業中は嫌で嫌で嫌で毎日ストレスマックスで働いているが、いったん、去って、よその人になったら、もう、いいところしか思い出せない。という不思議な現象。
だから、しょっちゅうわたしたちは元の職場にのこのこ顔を出し続けるのだ。
そして集まってはオンゴーイングの職場について愚痴…レベルではない、もう呪いみたいな恨みつらみを語るのだ。
しかし、そこも去る日が来たら、その日を境に、灰色のよどんで汚い建物がシンデレラ城のように記憶の中で輝き始めるのだ。
これはいったいどういう状況なのか…
たとえば、出産、したことないけど、出産の苦しみは想像を絶するものだが、それが終わると幸福物質(?)が分泌されて、苦しみは忘れてしまい、また、妊娠出産することができる。みたいな話がありますよね。
わたしの友達も、最初の時に、もう絶対に産まないから!!といってたがそれから2人産んだ。
これに似た物質でもあるのかしら。
今も、毎日辛くて辛くて職場で起こる全てのことに絶望して過ごしてるが(上司に来年の意向を聞かれ、FAします!と即答)、おそらく今の所も、辞めた次の日から、まぶしい思い出がいっぱいつまった宝箱化するにきまっている。
自己防衛本能が結構強い自覚があるけど、これってつらすぎる思い出と生きていくのは自分が辛いから記憶を捻じ曲げているのだろうか。変種ポリアンナ症候群のような…
だけど、それにしては、そのときどきの同僚が存在して、共通の思い出がたくさんある。
できればもう少しでいいから毎日楽しく働きたい。思い出がそんな美化されなくてもいいから…